AIが描くイラストを初めて見たとき、
「すごい」と同時に、胸の奥がざわついた人も多いのではないでしょうか。
数秒で完成する絵。
破綻の少ない構図。
それなりに“上手く見える”仕上がり。
それを目にしたとき、
「もう人が時間をかけて描く必要はないのでは?」
そんな疑問が浮かぶのは、とても自然なことだと思います。
AIイラストが当たり前になった今、絵師が感じている不安
AIのスピードと完成度に圧倒される
AIは、圧倒的なスピードで絵を生み出します。
努力や練習を積み重ねてきた人ほど、
その差を突きつけられたように感じてしまいます。
特に初心者の頃は、
「やっと描けるようになってきたのに」
「この先、上達しても意味があるのかな」
そんな不安が強くなりがちです。
「自分が描く必要はあるのか」と思ってしまう瞬間
「自分が描く必要はあるのか」
この問いは、絵を真剣に好きだからこそ生まれるものです。
それでも「描く意味」は本当になくなったのか
AIは「描く体験」を持っていない
ここで一度、立ち止まって考えてみてほしいことがあります。
AIは、完成した“絵”を出力します。
けれど、そこに至るまでの
迷い、失敗、試行錯誤の時間を持ってはいません。
線を引くときに手が止まること。
何度も消して描き直すこと。
「これでいいのかな」と悩みながら進むこと。
それらは、描く人だけが体験できるものです。
人は完成品だけで絵を好きになるわけではない
人は、完成品だけで絵を好きになるわけではありません。
そこに込められた過程や、描いた人の存在を、
無意識のうちに感じ取っています。
AIがあるからこそ、浮き彫りになる「人が描く価値」
選ぶ・迷う・決めるのは人間
AIが進化した今、
「正解らしい絵」はいくらでも手に入ります。
だからこそ、
どれを選ぶのか。
何を描かないのか。
どこで迷い、どこで決断したのか。
そうした選択の積み重ねが、
人が描く絵の価値になっていきます。
感情や文脈は、誰かの手から生まれる
誰のために描いたのか。
なぜこのモチーフなのか。
その文脈は、描く人の手からしか生まれません。
AIを敵にする必要はない理由
AIは「描かない理由」にも「描くための道具」にもなる
AIは、「描かない理由」にもなりますが、
「描くための道具」にもなります。
構図に迷ったときのヒント。
発想が詰まったときのきっかけ。
自分の苦手を言語化するための補助。
参考・補助・思考整理としてのAI
使い方次第で、
AIは絵を奪う存在ではなく、
絵と向き合う時間を増やす存在にもなります。
このサイトでは、
AIを完成品として使うのではなく、
描く行為を支える補助輪として使う方法を紹介していきます。
それでも私が「描き続ける」と決めた理由
描くこと自体が、自分にとっての価値だった
AIの進化を前に、
私自身も「描く意味があるのか」と悩みました。
それでも描くのをやめられなかったのは、
上手いからでも、評価されるからでもありません。
描いている時間そのものが、
自分にとって大切だったからです。
AIが進化しても、この感覚は奪えなかった
紙や画面に線を引き、
少しずつ形になっていく感覚。
その喜びは、AIがどれだけ進化しても奪われませんでした。
AI時代に、絵を描き続けたい人へ
不安なままでも描いていい
不安がなくなる必要はありません。
答えが出ていなくてもかまいません。
それでも
「描くのが好き」
「描いていたい」
そう思えるなら、描いていい。
このサイトで伝えていくこと
このサイトは、
AI時代でも安心してペンを握り続けるための場所です。
次の記事では、
AIイラストが怖いと感じる理由や、
描くための具体的なAIの使い方について、
もう少し掘り下げていきます。
不安なままでも大丈夫です。
今日も、あなたの手で描いていきましょう。